2010年1〜3月のヒット商品をながめると「安さ」にとどまらない新たな「売れる力学」が浮かび上がる。
キーワードは「ネタ消費」。ブログやツイッターで発信する消費者が増えた結果、コミュニケーションのネタになるものやサービスの存在感がアップ。話題が話題を、人が人を呼ぶ波状効果で尻上がりに売上を伸ばす商品がゾクゾク登場しているとのこと。
■日本マクドナルド ビッグアメリカ
従来比2.5倍のバティを使いテキサス、ニューヨーク、ハワイ、カリフォルニアと米国の州名を付けたこの商品はセット価格で700円だが爆発的にヒット。
■桃屋 辛そうで辛くない少し辛いラー油
発売直後に品薄となったヒット商品
ツイッター上で、「辛いのか辛くないのか」「何処で手にいれたのか」など1分間に数回のペースで投稿があり、既に10数万件の桃ラーつぶやきが投稿される。
エスビー食品もおかずラー油を発売しコチラも「Sラー」と呼ばれ好調。
■ダイヤモンド社 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
2009年12月発売で、現在までに38万部を発行。
経済書だが、設定の面白みや、何故かアニメ美少女の表紙などツッコミどころが満載。
商品力を備えているだけでなく、仲間や家族の間で、その商品をネタにコミュニケーションしやすい品々が人気。ツイッターやブログで比較したり、批評したり、ツッコんだり出来る特性が売れ行きに拍車をかけている模様。
(日経流通新聞MJ 4/14号より)
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